2009-01-01から1年間の記事一覧

つくられる音

これまで、自分にとって音楽とは、聴くものであり、また、拙い歌や演奏で人に伝えたり自分で楽しんだりするものであり、そこに「つくるもの」という認識はなかった。 けれども最近、小さなアナログシンセサイザー(写真)が付録についている『大人の科学マガ…

夜おすすめです、「No man's land」展

庁舎の移転のため、近々取り壊される予定の在日フランス大使館旧庁舎(南麻布)に、過日、「No man's land」展を見に行った。天気が良くない日だったのでより早く日が落ち、着いたときにはもう真っ暗。けれども、光を使った作品を見るため、この暗さが狙いで…

ありがとうございました!

本日文学フリマにお越しいただき、「左隣のラスプーチン」ブースにお立ち寄り下さいました皆さま、『S.E.Vol.3』など同人誌等をお手に取って下さったりお買い上げ下さいました皆さま、本当にありがとうございました! また、近隣ブースや事務局の方々等お世…

明日は文学フリマの日です

明日6日に大田区産業プラザPiO(東京都大田区南蒲田1-20-20 最寄駅は京急蒲田)で開催される第9回冬の文学フリマに、同人サークル「左隣のラスプーチン」が参加します。11:00〜16:00までです。ブースはS-6です。良かったら散歩がてら、お気軽に遊びにいら…

夏の散歩を振り返る1 万世橋周辺

昨日、今日はひさびさに暖かく過ごしやすい日だった。 冬じゅうこんな日だったらいいのに、と、明らかに夏にロケしたと思われるNHKの「ブラタモリ(本日の副題は『解剖! 日本橋』)」を見ながら思う。 タモリ、建築史の専門家の鈴木博之氏、久保田祐佳アナ…

夏の散歩を振り返る2 第2小柳町橋高架橋

万世橋を「肉の万世」方面つまり南側にわたると、中央線の高架がある。 修理する箇所なのだろうか、赤く塗り分けられているところがあるので、奇しくも緑と赤のクリスマスカラーになっている。遅れた掲載が季節ネタ先取りに……なるわけねーだろ!と寒い自分突…

すてきなハプニング

洞口依子映画祭では、15日の夜、『digi+KISHIN 洞口依子(vol.1〜vol.3)』が上映された。 洞口依子映画祭公式サイト:http://yoriko25ans.com/ (本日20日まで) vol.2については既に見ていたけれど(http://d.hatena.ne.jp/rvt-aa/20091114/p1)、ほかは初…

パイティティナイト2『ウクレレ PAITITI THE MOVIE』&ミニライブ

洞口依子さんのウクレレユニット、パイティティのドキュメンタリー映画『ウクレレ PAITITI THE MOVIE』は、洞口依子さんとウクレレとの出会い、パイティティ結成、ライブ、CD発売などこれまでのパイティティの歩みが、昨年8月の渋谷JZBrattでのライブ映像や…

パイティティナイト1 『digi+KISHIN 洞口依子vol.2』

昨日13日の夜は、洞口依子映画祭のイベントとして『digi+KISHIN 洞口依子vol.2』と洞口依子さんのウクレレユニット、パイティティのドキュメンタリー映画『ウクレレ PAITITI THE MOVIE』が上映され、その後パイティティのミニライブがあった。 開場前から劇…

祝デビュー25周年! 洞口依子映画祭

女優・文筆業・音楽とさまざまに活躍されている洞口依子さんのデビュー25周年を記念し、11月7日から11月20日まで東京渋谷の映画館シネマヴェーラ渋谷で、「洞口依子映画祭」が開催されています。 見ていない作品を、あるいはテレビで見た作品をフルスクリー…

Windows7 WHOPPER(本日6日まで発売)

過日、バーガーキングで、Windows7発売記念のWindows7 WHOPPER(ワッパー)を食べた。 先着30名は定価の半額で777円なので、ミーハー根性で夫婦で早起きをして行った。 約113gのビ−フパティが7枚も挟まれているのでずっしりと重い。 私の場合、一度に完食す…

S字曲線

過日、上野の東京国立博物館(平成館)に「皇室の名宝展--日本美の華(1期)」展を見に行った。 1期は本日3日までで、4日〜11日は展示替え、12日からは正倉院の宝物や書・絵巻の名品中心の展示になる模様。伊藤若冲(1716〜1800年)の絵が本当に良かったのだ…

先週の今頃は

あー曇っててオリオン座流星群見えないや、と言っていた。 先週は、オリオン座流星群で出現数急増ということで、月曜から木曜まで毎日夜中に何度も空を見上げていた。 矯正視力では幸いオリオン座の三つ星の下にある小三つ星の一つまではっきり見えたものの…

眼鏡の向こう  

過日、といってもだいぶ前に北品川の原美術館に「原美術館コレクション展」を見に行った。 原美術館自体たいへんにひさしぶりで、建物にツタが絡まっていないなあ、というのと、建物の外壁のタイルはこんなに緑っぽい色だったっけ、というのが第一印象。 米…

「低開発の記憶−−メモリアス」など  キューバ映画祭2009

渋谷ユーロスペースで開催されている「キューバ映画祭2009」に行き、「低開発の記憶−−メモリアス」(1968年)と「ある官僚の死」(1966年)を見た。いずれも、監督はトマス・グティエレス・アレア。以下、多少ネタばれがあります。 「低開発の記憶−−メモリア…

東京総合車両センター2(車両写真あり)

展示されていた旧型客車(形式:スハフ32)のリベットと、「給水」「験水」などの白い文字がレトロな水関係の設備。右の「給水」には、小さく「おす」の文字もある。私が子供の頃には、学校の廊下に突き出ているクラス名を表す札(『5年2組』とか)、名簿の…

『朗読者』

7月に見た映画「愛を読むひと」(http://d.hatena.ne.jp/rvt-aa/20090702/p2)の原作『朗読者』(ベルンハルト・シュリンク著・松永美穂訳 新潮文庫)の感想を、忘れないうちに。 ・映画の方が、ミヒャエルがハンナを拒絶する気持ちがはっきり描かれている分…

東京総合車両センター1(列車の写真はありません)

また、見たリベットが溜まってしまった。 写真は、先月(8月)22日に、2009夏休みフェア『東京総合車両センター 一般公開』というイベントに行ってきたときのもの。 東京総合車両センターは、JR東日本の車両基地&車両工場で、JR大井町駅近くにある。日々、…

一気読み

知人男性二人の話を聞いて、マンガ『青い花』(志村貴子作・太田出版)を買った。舞台は鎌倉の女子高。読み始めて少し経ってから、しっとりモイスチュアな、呼吸できるうす青い水の中にいるような気分に。 「どんなにお金を積まれてもたぶん、自分の人生には…

ふわふわ

「ふわふわ時間(TIME)」は楽曲のタイトルとしてはかわいらしくていいが、「毎日意識がふわふわ時間(TIME)」となると、綾小路きみまろの漫談みたいな哀しみを帯びるw。ブドウ糖負荷試験という、ブドウ糖溶液を飲んで一定時間後の血糖値を測る検査を受けた…

緑の光

勝鬨橋(1940(昭和15)年)。東京の隅田川に架かる橋のなかでは、清洲橋、永代橋とともに国の重要文化財。昼は白っぽいが、夜はライトアップされて緑に光る。コンパクトデジカメを買い替えてまず撮影したかったものの一つだが、昼にアホみたいにほかのもの…

これ見て「機関車やえもん」と比べてしまうのは特定の年代か?

今回の旅行で見たリベットはこれ。 糸魚川市のフォッサマグナミュージアムに展示されていた蒸気機関車くろひめ号。 案内板によれば、1956(昭和31)年から1982(昭和57)年まで、約300mの運搬用軽便鉄道で「白土(はくど)」というものを運んでいたそうだ。…

なんという

なんという保護色。 なんというスイミー(スイミーは、一匹だけ色が異なる小魚が集団生活にのみこまれていくで果たす役割などについて描かれた絵本(下をご参照ください)の主人公)。 スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなし作者: レオ・レオニ,谷川俊太…

そこでこそ、というもの  大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009 2

「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009」の続き。 里山や廃校、空家がアートの一部あるいは背景であるだけに、 ・これまでの時間の流れや生きてきた人たちの息遣いみたいなものを感じられる、 ・そこにあるものが生かされていると感じられる、 ・…

行ってみないとわからない! 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009 3

「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009 2」の続き。 とにかく目だけでなく、耳、鼻、足の裏など五感(味覚はつるんとしたのど越しが素晴らしい布海苔入りのそばや、米、ツアーのお昼ご飯などでだが)で感じる作品が多いので、現地に行くことをお…

汗と緑とアート 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009 1

過日、新潟県の越後妻有地域(十日町市&津南町)に、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009」を見に行った。 川西・十日町・松代・松之山・中里・津南の各エリアを合わせて東京都23区よりも広い里山約760キロ平方メートルの中に約370点のアート…

浴槽みたいだった 

「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009」の記事を続けて書く気力がないので、閑話休題ということで、本日8月31日まで公開の、お台場の「機動戦士ガンダム」等身大ガンダム像の話を。まだ脚しかできていない5月から2回も(http://d.hatena.ne.jp/r…

トンボ・ツバメ・スズメなど   ルネ・ラリック展  

過日、友人と「生誕150年 ルネ・ラリック 華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ」展を国立新美術館に見に行った。予想通り観客の女性比率がものすごく高く、また、特にアール・ヌーヴォーのジュエリー作品の展示は観客がケースの前にへばりついてなかなか列…

4分

私は車を運転しないので、いつも運転してくれている夫に申し訳ないと思い過日、セルフ式のガソリンスタンドで給油を手伝うことにした。最初、夫に手本を見せてもらったときは楽勝かな、と思った。ところがいざ一人でやり始めると、力の加減が意外と難しくす…

王冠をかぶったような  駒沢給水塔

数か月前に行ったところの話で恐縮だが、暑いので水関係の話題を続ける。 東京都世田谷区弦巻の駒沢給水塔(駒沢給水所配水塔:1924(大正13)年)(写真上)。不鮮明な写真で申し訳ありません。ズームで撮影しているので大きく見えるが、実際は立入禁止の旨が…