先週の今頃は

あー曇っててオリオン座流星群見えないや、と言っていた。
先週は、オリオン座流星群で出現数急増ということで、月曜から木曜まで毎日夜中に何度も空を見上げていた。
矯正視力では幸いオリオン座の三つ星の下にある小三つ星の一つまではっきり見えたものの、肝心の流星については、(私が見たもの、あれは本当に流星だったのかしらん)というモヤモヤ感がたっぷり残る結果となった。

空が明るいことや見える方角が立地状況的に限られていることもあるのだろうが、なんせ流星(留保つき)が暗い。サイズ的にも時間的にも短い。本当にあっという間に消えてしまう。
夫と見ていたときには、彼は隣りでずーっと「カネカネカネカネ……」と蝉のヒグラシの鳴き声風な速さで言っていた。なんじゃそら、と訊くと、「ずっと唱えていればいつ流星が現れても(願い事を叶える手段として)OKだから」とのこと。

合理的だがほかに願い事はないのかね。
お金は大事ではあるのだが殺伐とした気分になるので、とりあえずボリュームを最小にしてもらった。

一人で見ているときは、何時何分にどこに見えたかをいくつか書き留めてから、それらをインターネット上の流星観測実況掲示板の書き込みと照合した。あ、この時刻のは同じのを何人もの人が見たのかも……、と思いつつも方角や位置が確定できなかったり、一度だけ明るく爆ぜたようなのがあったけれど本当に錯覚でないといえるのか、と悩んだりで悶々としてしまった。

方角によっては星がまったく見えない空もあり、街灯って明るいんだな、としみじみ思った。
また、思った以上に冷えてしまい、想定の範囲外で食べてしまったカップの天ぷらそばのおいしかったこと。
次はどんな温まる系夜食を準備しようかと思う。
11月18日未明のしし座流星群に期待したい。
http://www.astroarts.co.jp/special/leonids2009/index-j.shtml