2010-01-01から1年間の記事一覧

猫と鶏とキーライムパイ

キーズラインシャトルバスの終点キーウェストは、マイアミともまた全然違うのんびりした雰囲気の所で、お年寄りが多かった。でもホテルの部屋の窓側のドアには、ハリケーンが来た時用の鍵がついていた。また、町を普通にニワトリが歩いていた。鳥類ハンティ…

海の上の一本道 US-1とフロリダキーズ

今回の旅行で最も私が楽しみにしていたものの一つが、海の上の一本道である国道1号線、US-1を通って、マイアミのビスケーン湾から西に続くサンゴ礁の島々(フロリダキーズ)を渡り、キーウェストまで行くことだった。以前に大友康平がUS-1を走って途中のキー…

ワシントンD.C.のリベット ワシントンD.C.3

ワシントンD.C.ではあまりリベットを見なかった。 これは、車中から見たもので場所がよくわからないのだが、すぐそばに鉄道の駅があったので、駅の架道橋を支える柱だと思われる。日本で私が見たことがある鉄道系の古い柱(例えば上野駅:http://d.hatena.ne…

写真の拡大とかツイッターとか

12月23日の記事で写真をクリックしても拡大されない不都合を修正しました。また、ツイッターのアイコンがどこにあるかわからないという友人の声があったのですが、ツイッターのアイコンは、タイトル「リベットその他のあれやこれ」の右にある「水色の片仮名…

アール・デコの昼と夜 マイアミ

米国旅行の続き。 ワシントンD.C.からマイアミに飛んだ。 「occupied/ocupado(使用中)」など、国内便の小さな飛行機内では、案内表示に英語とともにスペイン語が記されていた。後日また触れたいが、行く先々で、予想以上にスペイン語を話す人が多くて驚い…

思いがけない気分 ワシントンD.C.2

具体的なことは忘れたが、以前従事していた仕事で、要求の根拠を示すのに米国の類似事例を引き合いに出したことが一度ならずあった。また、逆に、要求が通るかどうかの査定で、海外特に米国ではどうなの、と訊かれたこともあった気がする。いずれの場合も(…

ダイヤの魅力 上野駅2

「上野駅1」を書いたのは11月位かと思っていたが、確認したら10月の終わりだった。こんなに間が空いてしまったのは、ツイッターで思ったことを小出しに呟いていたせいもある気がする。140字以内で呟ける気楽さと、140字以内に縮める労力とで、いくらでも書い…

○○が△△する瞬間を初めて見た ワシントンD.C.1

過日、米国に行ってきた。米国本土は初めて。飛行機の席を予約したのが遅く、行きは夫と隣りの席になれなかった。でも、隣席の若々しい高齢の方の、米国永住に関する苦労話を伺ったりして珍しい体験ができた。 思ったよりは寒くなかったワシントンD.C.では朝…

白TシャツとVネック 上野駅1

またもや、溜まっているリベットの紹介です。 JR東日本上野駅(1883(明治16)年開業)の柱のリベット。撮影は今年の1月頃。かつて角川文庫で、アメリカの風景などが写ったきれいな写真の表紙&赤い背表紙がトレードマークの、片岡義男の小説が売られていた…

アメンボ? 飯田橋駅

引き続き、溜まっているリベットの紹介です。 JR東日本 中央本線飯田橋駅(1928(昭和3)年開業)の高架の柱。撮影は半年ほど前。あとから補強したのだろうかと思う所を初めずいぶんボルトに侵略されているけれど、上の方を中心にリベットも健在だ。途中の四…

真白き柱に 秋葉原駅2

JR東日本秋葉原駅のリベットその2。 総武線のホーム。真っ白に塗られてそんなに時間が経っていない感じの柱。大きめな丸リベットが縦2列に並んでいると、色などは違うけれど、『サイボーグ009』のサイボーグたちが着ていた服のボタンを思い出す。左右の梁の…

炎に吸い寄せられて  山種美術館

友人に誘われて、広尾の山種美術館で開催中の「開館1周年記念特別展 日本画と洋画のはざまで」を見てきた。こちらはなんせ、展色材が膠(日本画)か油・天然ゴム(洋画)か、その混合物かさえよくわからない素人。 明暗法・遠近法等の西洋の技法を採り入れた…

きちんと平行でなかったりするのが 秋葉原駅1

デザインを変えてみました。カテゴリーなどが左に来ているのに慣れません。さて、溜まっているリベット写真を載せねば載せねばと春くらいから思いつつ、気がつくともうすぐ年賀状売り出しの季節ではないか。 というわけで、まずはJR東日本秋葉原駅のリベット…

東京は明日まで、沖縄は2日から。心に沁みる、「ハワイアンじゃない」ウクレレ

過日、渋谷アップリンクで『ウクレレ PAITITI THE MOVIE』を見た。 女優の洞口依子さん、映像作家の石田英範さん、ギターのファルコンさんほかウクレレ、ギター、口琴、ウクレレベース、パーカッションなどで構成されるバンド「PAITITI(パイティティ)」の…

美術館工事の裏側

一か月ほど空いてしまったけれど、特に何もないです(笑)。過日、映画『ようこそ、アムステルダム国立美術館へ』(ウケ・ホーヘンダイク監督)を見た。 改築のため5年以上休館中の同美術館(国立だが1995年から財団運営)工事の裏側を描いたドキュメンタリ…

いい試合を見られた 

昼にテレビをつけたら、全日本高校野球選手権の準決勝の試合である沖縄の興南高校と兵庫の報徳学園高校の対戦が行われていた。 私は野球をほとんど見ないし知識もないのだが、たまたま昨日、興南が準々決勝で点を取り返すところを見て島袋投手は覇気があるな…

流星見えた!

ゆうべは曇り空だったので、ペルセウス座流星群はすっかりあきらめて、「銀河鉄道999」の全駅停車番組やらマイケル・サンデルの嘘や正義についての講義やらを見ていた。けれどもだめもとで2時台後半に空を見上げると、鱗のような雲が丸く切れているところが…

ペルセウス座流星群

今年は明日12日夜から13日未明くらいがピークとのこと。 http://b.hatena.ne.jp/articles/201008/1574楽しみだ。でも、近所でも街灯など灯りが徐々に増えて夜空の色も薄くなっているので、いくつ見えることやら。 放射点の方角だけでなく、空の広い範囲で見…

横須賀1 軍港巡りなど

明日8月7日(土)に、海上自衛隊横須賀地方総監部の「ヨコスカサマーフェスタ'10」と米海軍横須賀基地の「ネイビーフレンドシップデー」が開催される横須賀に、過日行ってきた。 店名が横文字の店が多く、店や道で青っぽい迷彩服や水兵服などの米国軍人たち…

横須賀2 おいしいものなど

横須賀でおいしかったもの。 「よこすか海軍カレー」。海軍のレシピを再現しているそうだ。言われているほど「マイルド」という感じはなく、あっさりしてほどよく辛いカレーだった。「よこすか海軍カレー」は牛乳とサラダをセットで出すという原則は、栄養バ…

布団圧縮袋は偉大

過日、初めて「布団圧縮袋」を使ってみた。使わない布団を袋に入れ、チャックを閉じ、掃除機のホースを入れて空気を吸い出す。 ホースが袋自体に吸いついてしまうのを防ぎつつ(←これが力が要る)作業を続けていると、見る見るうちに布団の厚みが減り、パウ…

具体例でいろいろ考えさせられる マイケル・サンデル『これからの正義の話をしよう』

何かと話題になっている、ハーバード大学教授マイケル・サンデル著『これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学』(鬼澤忍訳、早川書房。以下、「同書」と略。)を読んでまず思ったのは、(自分は何て原始的な生き方をしているんだろう)…

晴海の展望台

過日、晴海埠頭の晴海客船ターミナル(1991(平成3)年 設計:竹山実)に行った。 むかーし5階に「May Kiss」というニュートーキョー経営のレストランがあった気がするが、いつのまにか店はなくなっていた。というか5階に入れなくなっている。 6階が展望台に…

橋の端

タイトルが面白くもない駄洒落ですみません。橋の端、というとまず思い出すのは「一休さん」なのだがこの記事は国の重要文化財である勝鬨橋(昭和15(1940)年竣工)についてのもの。以前にも書いたことがある(http://d.hatena.ne.jp/rvt-aa/20090907)が、…

ずっと見ていたい 「マコトフジムラVS若手作家 日本画最新事情」展

過日、信濃町の佐藤美術館に「マコトフジムラVS若手作家 日本画最新事情」展を見に行った。マコト・フジムラ(1960年〜)については、以前、同美術館で開催されたサラリーマン山本冬彦氏のコレクション展(そのときのことはhttp://d.hatena.ne.jp/rvt-aa/201…

オグリキャップ死亡

1990年まで活躍していた競走馬のオグリキャップが、脚骨折のため死亡したそうだ。追悼。 写真は、2002年、放牧先の北海道新冠町でのもの。芦毛の毛がほぼ真っ白になっていてきれいだった。 すぐそばでは、やはり引退していたマヤノトップガンとキングヘイロ…

ゼリーの中には

ゼリーの中にはマグロが埋まっている。 いや、溶けていると言った方が正確か。 神奈川県三浦市の三崎港で食べた「マグロ入りコーヒーゼリー」。味は、本当に濃いコーヒーを飲んでいるかのようなコーヒー味でおいしく、ぜんぜんマグロの味はしなかった。しか…

城ケ島灯台

過日、城ケ島に行ってきた。その日は雨が降っていて波も高く、「リアル『城ケ島の雨』だー」などと三崎港から対岸の島を眺めていたところ、スコールのような豪雨になってしまった。 少し前まで「城ケ島冷蔵庫」というクリーム色の大きな倉庫がくっきり見えて…

『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』

過日、映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』(大森立嗣監督)を観た。以下、ネタバレがあります。 同じ施設で育ったケンタ(松田翔太)とジュン(高良健吾)は中学卒業後、施設を出て「はつり」という電動ブレーカーで解体工事現場の壁を壊す仕事につくも…

《蛇使いの女》オルセー美術館展2

国立新美術館のオルセー美術館展2010「ポスト印象派」の続き。 この展覧会にはエドガー・ドガ《階段を上がる踊り子》、水色や緑や白が混じり合ったスカーフや白いドレスに日が当たっているところが美しいクロード・モネ《日傘の女性》など印象派の名作もたく…