ワシントンD.C.のリベット ワシントンD.C.3

ワシントンD.C.ではあまりリベットを見なかった。
これは、車中から見たもので場所がよくわからないのだが、すぐそばに鉄道の駅があったので、駅の架道橋を支える柱だと思われる。日本で私が見たことがある鉄道系の古い柱(例えば上野駅http://d.hatena.ne.jp/rvt-aa/20101218/p2や、大崎広小路駅http://d.hatena.ne.jp/rvt-aa/20080710/p1)に比べると、ブレース(斜材)がダイヤ型でなくトラスになっているところや、梁との境目の部分の形状が違うのが面白かった。リベットだらけの顔の人が、両肩で重い梁を支えているようでもある。


スミソニアン国立航空宇宙博物館では意外とリベットを見なかった。やはり宇宙では弾け飛んでしまうのだろうか。
    その中でこの、ノースロップ ガンマ”ポーラースター”のリベットは美しかった。展示機が1935年にリンカーン・エルスワースとハーバート・ホリック=ケニヨンが南極を飛行したものであるためか、飛行機自体スキー板みたいなものを履いているし、そばにペンギン等のフィギュアが置いてあった。


スミソニアン国立アメリカ歴史博物館は時間がなくて一部しか見られなかったけれど、昔の蒸気機関車やバスが展示してあったので、リベット発見率が高かった。
  
これ(写真左)は、1920年代半ばから1950年代前半まで南部を走っていた、サウス・クルーズ鉄道会社の1926年Ps-4クラス蒸気機関車1401号の炭水車部分。蒸気機関車自体は結構ごつくてかわいくないデザイン(写真右。ピンボケですみません)だが、1945年にフランクリン・ローズヴェルト大統領の葬儀車がワシントンD.C.に行くとき一部でそれを牽引したりもしたらしい。