橋の端

タイトルが面白くもない駄洒落ですみません。橋の端、というとまず思い出すのは「一休さん」なのだがこの記事は国の重要文化財である勝鬨橋(昭和15(1940)年竣工)についてのもの。以前にも書いたことがある(http://d.hatena.ne.jp/rvt-aa/20090907)が、過日、勝鬨橋の端、橋台がどうなっているかを見ることができた。
リベットの密集した配列は、橋を支えるためいっそう強度をアップさせているせいなのだろうか。上部だけでなく、床版より下にもリベットらしきものがたくさん見られたが、それらには(ボルトや飾りリベットかも……)と思うものもあった。


いつか二つのアーチの間の中央部が以前のように跳開するところを見られるといいな、と思いつつ上部にも目を遣る。墨田川に平行に架かっている大きなワーレントラスと違って、小さいワーレントラスはこちらに手を差し伸べるような斜めの方向に架かっていて、立体感と、音楽のリズムのようなものを生み出しているように感じられた。
何度も通っている橋なのに新たな発見があると、嬉しい。



こちらは、渡る前に正面から撮ったもの。



ピントが甘いが、カメラのズーム機能を使って撮った上部。上の方のリベットの配列はこうなっていたか。あと、この写真だとトラスの群れ(?)が翼のように見える。「ど」や「き」の字の書き出しところは何だか髭が生えているみたいだ。



おまけ。夜の勝鬨橋(半分)。写真の左端近くに鏡を立てると、全体像の感じが多少掴めると思います。屋形船などで夜の橋をくぐることもできます。美しいです。