横須賀1 軍港巡りなど

明日8月7日(土)に、海上自衛隊横須賀地方総監部の「ヨコスカサマーフェスタ'10」と米海軍横須賀基地の「ネイビーフレンドシップデー」が開催される横須賀に、過日行ってきた。


店名が横文字の店が多く、店や道で青っぽい迷彩服や水兵服などの米国軍人たちが集まって話をしている。彼らには大柄で見るからに屈強そうな人々も多い。また、当然のことながら米軍関係の建物もいくつか見え、歩いているだけでちょっと緊張した。生活していれば慣れるのかもしれないけれど、自分が住むのはきつそうだな、と思った。


港に停まっている数々の船が軍艦や海上自衛隊護衛艦等であるためほとんど灰色なのが、ほかの港と違う。ここで、テレビなどでも紹介された船による「軍港巡り」を体験した。白っぽい制服がよく似合う若い女性のガイドさんが、きびきびと説明をしてくれる。

写真の船は海上自衛隊護衛艦「はたかぜ」。後ろの低い建物は、栄光学園の旧校舎を譲り受けたものだそうだ。
軍艦等の色は各国の水平線の色なので、国によって微妙に青みなど色合いが異なるという。といっても例えば米国の軍艦と日本の護衛艦の色の差は、見た目ではわからなかった。

船は満艦飾がきれいでコバルトブルーの海も静かで、船の二階に上がると風が気持ち良かった。のどかなツアーでも、あの白いところがマシンガンで敵の射撃を迎え撃つだの主砲の飛距離はおよそ23kmだの聞いているとまた緊張してきた。とはいえ通常見られないものを間近に見られるというのはやはりわくわくするものがあるのも事実だった。役目を終えた船の民間会社への払い下げがあることも初めて知った。


軍港巡りのあと、「記念艦三笠」(1902(明治35)年竣工、1961(昭和36)年復元)を見に行った。

東郷平八郎司令長官の指揮のもと、日露戦争連合艦隊の旗艦として大活躍し日本を勝利に導きその後記念艦となるも、第二次大戦後は米軍の命令で艦橋や各砲等上部構造が撤去され荒廃していた「三笠」が1961(昭和36)年に復元されたもの。なので残念ながら予想よりリベットが少なく、元はリベットだったのではというところも大部分がボルトだった。

デザインとして惹かれたのはここ。復元前の写真でもここは残っていたように見えたので、拡大した右の写真に見られるのはリベットではないかと思う。