緑の光
勝鬨橋(1940(昭和15)年)。東京の隅田川に架かる橋のなかでは、清洲橋、永代橋とともに国の重要文化財。昼は白っぽいが、夜はライトアップされて緑に光る。
コンパクトデジカメを買い替えてまず撮影したかったものの一つだが、昼にアホみたいにほかのものを撮りまくったせいで、これを写した直後に電池が切れてしまった。ほんと、いろいろなものを計画的にしないとな……。
緑の光の色合いは、こちらの方が目で見たものに似ている。明るい黄緑で、蛍が見たくなる色だ。なるほど、上にこんなふうに蛍光灯が点いているんだなと思った。
アーチがいったん収束する辺りに写真のような四角い小屋があり、その先、つまり橋の中央部が昔は上方に開閉していたそうだ。昔、といっても昭和40年代前半までだけれど。
開閉部の先に同様の小屋とアーチがあるので、隅田川から見ると二つのアーチと小屋が線対称に並んで見える。
再び「跳ね橋」とすることは難しいようだが、偶然、「麻雀放浪記」という映画のなかで、背景として橋の跳開(が映ったフィルム?)を見ることができた。若い真田広之、加藤健一、加賀まりこ、鹿賀丈史、大竹しのぶなど、みんな良い演技をしていると思うが、何といってもあとあとまで思い出されるのは、真田広之に麻雀の技を教える役の高品格だ。
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