船の科学館1

過日、お台場(住所は品川区東八潮)にある船の科学館に行ってきた。この科学館は本館の建物自体が船の形をしていて、屋外に南極観測船「宗谷」や、青函連絡船「羊蹄丸」も展示されている。写真は「羊蹄丸」から見た本館と「宗谷」。

公式ホームページはhttp://www.funenokagakukan.or.jp/index.html。入館料が割引になる券もダウンロード・印刷できるようだ。入館料を払わないと科学館内の展示や、「宗谷」・「羊蹄丸」の内部は見られないが、無料でも展示物を楽しめる部分があった。
写真左は1979(昭和54)年に大陸棚海域の潜水調査を目的に開発された小型潜水調査船である、潜水艇「たんかい」。リベットはなさそうだったが、かわいい雰囲気。下半分が透明なので広い範囲の調査・観測ができるらしい。「7ケ所のジェットノズルからの水噴射で姿勢制御や移動」を行っていたと説明板にあったので、その様子を見てみたくもなった。隣りにはお母さんを背負う笹川良一銅像が(写真右)。昔はこのシーンを素材にしたTVCMが流れていた。敷地内には彼の「水六訓」の石碑もあり、水の良さが実務的かつ詩的に書かれていたが、「四、自から清く他の汚(けがれ)を洗い清濁併せ容るの量あるは水なり」とあるのが、妙に印象的だった。
 
ほかにPC-18型潜水艇、半没水型双胴実験船「マリンエース」、戦艦「陸奥」主砲、居住実験が行われた海底ハウス「歩(あゆみ)号一世」などがあり、防寒対策がなされた服装であれば寒くても楽しめると思った。冬の風のなかでカスケード椰子並木と白亜の本館を眺めるのもシュールでしょう。さりげなく同行者に寄り添うことも、関係性によっては可能。
「宗谷」外観はこんな感じ。

乗り込むとマスト近くにもいろいろ機械があり(写真左)、さっそくこんなリベットが(写真右)。(つづく)