今年のリベット ロンドンのタワー・ブリッジ

昨年よりもさらに記事を書いていなくて申し訳ありません。

今年もっとも心に残ったリベットは、イギリスはロンドンのテムズ川に架かるタワー・ブリッジ(1894年竣工)のそれです。


屋根周りに尖塔を複数持つ、古いお屋敷の一部みたいなぼわっとした色彩の石の塔と、明るい青・白の橋桁及び青・白・赤のケーブル部分から成る橋は、素材的にも色彩的にもコントラストがくっきりしていて、眺めても渡っても心躍りました。
そして手が届くところに「これでもか」というほどリベットが!
橋からの眺めではなく橋自体、それもほかの方が素通りするところを眺めてにやつき、イギリスなので「オゥ!」か何か小さく叫んだりして、ただの変態です。




北搭と南塔の間の下部は、背が高い船が通るときには中央から分かれて跳ね上がります。
跳ね上がるときの音は想像していたよりもはるかに静かで、スウッという感じでした。
すごくスムーズに作動しているのだなと思いました。


橋が上がる回数はそう多くないので、あらかじめサイトで調べていきました。
運がよければ、川べりで飲み食いしたり喋ったりしながら30分くらい過ごし、別の位置から再度、橋が上がるのを見ることができます。
わたしは下からと上(といっても跳開部分の脇ですが)からと眺めました。もう一度見てもいいくらい、飽きなかったです。



塔と塔の間の上部は、今回は行けませんでしたが、全面ガラス張りの歩道橋になっているそう。
瀟洒な石の塔の内側には、これも今回は見られませんでしたが、鉄骨やエンジンが隠されているらしいです。
見たかった!
見られたら、究極のいわゆる「ギャップ萌え」が体験できただろうと思います。 



それでは、本年も拙ブログを訪れてくださいまして、誠にありがとうございました。
今年は、自分自身にとって忘れ難い1年となりました。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
良いお年をお迎えください。