鉄道博物館

過日、埼玉県は大宮の鉄道博物館に行った。古い車両をたくさん展示していて、リベットの宝庫だった。鼻血は出なかったが。
今回一番しびれたリベットは国産初の大型高速蒸気機関車「C51形式蒸気機関車」(車号C515:1920年製造)の車輪脇のもの(上左)。赤と黒の対比が美しい。赤と黒といえば、この歳で初めてスタンダールの『赤と黒』を新訳で読んだけれど、噂から想像していた立身出世する非情冷酷青年の話ではぜんぜんなかったなー(いい意味で)。後ろの方にもいいのが(上右)。この秋、チョコレートファウンテンという、チョコレートが噴水のように噴き上げ流れるなかにシュークリームだのパインだのをつけて食べるものを初体験したのだが、ほんとに、照明にもより、チョコレートファウンテンにつけたチェリーみたいに見えた。車両正面はこんな感じ(下)。

ほかにも、尖ったデザインの美しいEF66形式電気機関車(車号EF66 11:1968年製造)(左)や、パンタグラフをぺしゃんこにつぶす(右)・ポイントを切り換えるといった参加型展示などが印象的だった。

詳細は鉄道博物館のサイトでどうぞ。
http://www.railway-museum.jp/zone/history/03.html#06
とにかく広い。今回は屋外の乗り物に乗る時間はなかったけれど、予約の必要な乗り物に乗るなどしながら見学するには、朝から行く必要があるかもしれない。

赤と黒 (上) (光文社古典新訳文庫 Aス 1-1)

赤と黒 (上) (光文社古典新訳文庫 Aス 1-1)