「トライアル’60」

今月7日の日経新聞朝刊36面に作家、星野智幸さんの「バリアフリーは人を善良にする」というエッセイが載っていて、先月亡くなられた叔父様が、全共闘運動の内ゲバで車椅子生活になりながらもバリアフリー化の実現に尽力され福祉の現場で世を変える行動を続けられたこと、今年になってブログを始めていらしたことなどに触れられている。
このエッセイだけでも胸に石を投げ込まれたような感じがしたが、実際に叔父様のブログ「トライアル’60」http://blogs.yahoo.co.jp/iku_osuka/MYBLOG/yblog.html?m=lc&p=7を拝読し、自分が叱られているような気持ちになったり、こんな状況になっても前向きな、また、特に身近な人に対し優しい気持ちや態度を忘れずにいられるだろうか、大変にむずかしい、と思ったりした。
血筋のせいだけではないだろうが、星野さんやその作品に通じる志を持っていらっしゃる方なのだなあ、と感じた。そもそも、星野さんに作品を読んでいただきたくて、私は安倉儀たたたさんたちと出会うきっかけとなった「グラミネ文学賞」に応募したのだった。

最後の吐息 (河出文庫)

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アルカロイド・ラヴァーズ

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無間道

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