明治村6 その他の印象的な建造物2 

 ・宇治山田郵便局舎(1909(明治42)年建設、重要文化財、旧所在地 三重県伊勢市岩渕町)。ぱっと見で郵便局と思えない造形。中央がやたら円くて平べったくて変な感じ。加えて柱や梁が表に出て間が漆喰等の壁で埋まっているというハーフティンバー様式。
帰宅後パンフレット等を見るまで宇治山田が三重県伊勢市と気づかず、緑っぽいのは京都宇治茶の色かしらんと思っていた。バカだ。
10年後の誰かに宛てて手紙を送る「はあとふるレター」のイベントがあったことを帰宅後知り、悔やんだ。情報収集は大事ですね。


 ・北里(きたさと)研究所本館・医学館(1915(大正4)年建設、国登録有形文化財、旧所在地 東京都港区白金)。
ドイツ・バロック風の洋風建築だそうだ。
北里柴三郎破傷風菌の純粋培養に成功し免疫抗体を発見して血清療法を編み出したことは確か歴史の授業で習ったけれど、まさか建物に破傷風菌のシンボルマークがついているとは思わなかった。写真では明らかでないが、車寄せの上辺(緑色)中央にある菱形っぽいものの中、交差した二つのマラカスみたいなもの(破傷風菌)を月桂樹が囲んでいるものだ。
血清療法を考え出せたから治せた患者も多いだろうとはいえ、研究対象への愛着に驚いた。
 

 ・なお、医療がらみで言うと、名古屋衛戍(えいじゅ)病院(1878(明治11)年建設、愛知県有形文化財、旧所在地 愛知県名古屋市中区三の丸)病棟では、(ここはひょっとしてドラマ『坂の上の雲』で、本木雅弘秋山真之)を見舞いに来た菅野美穂(正岡律)が、病室でいちゃいちゃ見舞いしている石原ひとみ(稲生(のちに秋山)季子)を見て、見舞いをせずに病室前に桃を置いて帰った所か?)と思った。真偽不明。
明治村には、「坂の上の雲」ロケ地が結構あるらしい。