スースーする橋 平川橋

墨田区の橋つながりで、大横川に架かる平川橋(1929(昭和4)年)。だいぶ前に撮影した画像だが、青いリベットを間近で見られた嬉しさは、橋の塗装の剥げ具合とともに今でも心に残っている。


橋を渡るとき、何かスースーする、と思ったら、橋の入口部分の橋門構や頭上の上横構がないポニートラス橋なのだった。空を見上げても妨げるものがないのが気持ち良く、あまり主構が高くないので上の方のリベットも見ていて迫力があった。
トラスは二等辺三角形が連続するワーレントラスなので、ポニーワーレントラス橋だ。

左側の主構の端には出っ張りが残っている。昔は橋灯でもついていたのだろうか。

よく写っていないが、高欄が主構の外側にあって、人は主構と高欄の間を通る形になっている。




今は橋の下は親水公園だが、以前はこんなふうに(↓)、川(運河)に材木が浮かんでいたようだ。
http://www.city.sumida.lg.jp/sisetu_info/library/picture/syouwa50/syouwa50_07/index.html



親柱の、さまざまな形や大きさの石の積み方や色の濃淡にも味わいがある。