空が減る

過日ひさびさに新橋に行ったところ、隣接する汐留のビル群が空をずいぶんと覆っていた。鏡みたいな窓や外壁なのか全体としては空に似た緑がかった水色で、色的にそんなに実際の空と違わないのだけれど、でもやっぱり空ではない。印象としては、以前に見えていた空が半分くらいになってしまった感じ。
私「空がずいぶんなくなったなあ」
夫「智恵子……?」
安達太良山に行けぇ!!」とシェリル・ノーム(『マクロスF』)の声で言われたりは、しなかった。別に東京の空は、いくら晴れても函館の空みたいに濃い青で澄んだりはしないのだが、でも寂しい。