清洲橋

東京都現代美術館からそう遠くはない清洲橋(1928年(昭和3年)竣工)。江東区清澄と中央区日本橋中洲を結ぶ吊橋で、2007年には、永代橋勝鬨橋とともに都道府県管理の橋として初めて国の重要文化財に指定された。

主塔の直線と、吊鎖のつくる曲線の組み合わせにリズムを感じる。写真ではよくわからないと思うが、明るい青で、川から見ると曲線で描かれたM字が平べったくなっている感じに見える。道路に接している桁の内側に、階段状の継ぎ目があり、そこにリベットがもちゃもちゃっとついているのが気に入った(写真のサイズを変えてみたのですが、やはり見にくかったらすみません)。
隅田川にかかっている橋のなかでも群を抜いて垢抜けている、と見るたび思う。橋灯も銀座に似合いそう。右の写真は橋のたもと。丸みを帯びているのがかわいいし、リベットもばらばら点在する感じで打ち込まれているのがほっとする。