カノッサの屈辱(TV)

過日、録画していた「カノッサの屈辱カノッサ秋の特別講習 タイヤ幕藩体制と海外列強の展開」を見た。1990年代初めの放映当時には一度も見たことがなかったのだが、車に人々やタイヤ会社が求めるものの変化、海外会社の参入により厚みが薄くなっていくタイヤの技術的変化の歴史に、「鎌くラジアル幕府」、「楽市楽座席」、「ホイー類憐れみの令」、「吾輩はエコである」といった史実のパロディを絡めたものでとても面白かった。よくこんな語呂あわせを思いつくものだ。フランシスコ・ザビエル像の頭部がスタッドレス教を布教する「ミシュ蘭人」に替えられていたし。
免許をとるまで自分の中で車は「バス、タクシー、トラック、乗用車」といった分類しかなかったので、タイヤにこんな変化があったとはまったく知らず、勉強にもなった。
「暴走族一揆」が起こった「ブラックエンペラー村の壁画」の難しい漢字なども、懐かしいものだった。昔は今よりかなり音耐性があったので、集団の暴走音が夜中に近所の広い道路を流れてきても、家にいるときは、おお、今日は集会か、ずいぶん多いけどどのくらい北の方の県から来てるのかしら、などとのんびり思ったものです。夜中に母親に駅まで迎えに来てもらった帰り道、暴走族の人に会うと怖かったけれど、彼らに声をかけられるのはいつも母親の方だった。なお、暴走族というと、セットで『軽井沢シンドローム』を思い出す。

夫によると「カノッサの屈辱」は「面白さが回によりばらつきがあった」そうだが、ほかの回も見てみたいと思った。