パイティティ ライブ!

渋谷JZ Bratに、洞口依子と石田英範のウクレレユニット、PAITITI(パイティティ)のライブを見に行った。
http://www.jzbrat.com/live/detail.html?id=1573

ステージ中央には「PAITITI AIRLINES」と描かれた飛行機のタラップが設置され、暗闇のなかから水色のCAの制服に身を包んだ洞口依子が他の二人のCA姿の女性とともに浮かび上がると、もうそれだけで初めて男の子にチョコレートをあげたときよりも胸がドキドキして、涙が出そうになった。
何といっても昔からの憧れの女優さんである彼女が、病気等いろいろあったのちに女優業のほかにこうしてライブをやり、その生の姿を見られるなんて、学生時代には想像もできなかったことだ。髪をアップにした小顔の彼女はCAの制服がとても似合い、TVや映画で見るよりも美しかった。
ライブは、PAITITI AIRLINESの飛行機で旅をするというシチュエーションで、本日限定の「機内食」(ロコモコ&デザート。おいしかった)やカクテル(二人チューチューができるらしい。花火つき)もあってサービス満点。
ウクレレの音にはポコポコした暖かさがあり、ギターやドラム、ベース、口琴などが加わって、機内から見る真っ青な空や、本当のハワイの海みたいに見ているこちらに精気を吹き込んでくれた。映画『探偵事務所5 マクガフィン』のテーマもあった。

第二部では、女性がベリーダンスを踊った後、泡か雲を模したようなビキニにバスローブ姿の洞口依子が登場、「Ukulele Rendezvousウクレレ・ランデヴー)」のPVさながら、タラップのてっぺんに置かれた海賊の宝箱のような風呂のなかでかの曲を歌ってくれた。
下のリンクは、かの曲のCMです。全曲のものはリンクが貼れないようでしたので、差し替えさせていただきます。画面を押しても見られなかった方、申し訳ありません。
http://jp.youtube.com/watch?v=Sb_JEYR0yMA&feature
斉藤昇のサックス、中西俊博のバイオリン、倉井夏樹(20歳!)のブルースハープも加わって演奏は第一部よりもさらにパワーが増し、うねるうねる。再登場した依子さんは、違っていたら申し訳ないが、くしゃくしゃ系に下ろした髪に胸のボタンをいくつか開けた白いネグリジェ姿でブリジット・バルドージャンヌ・モローを髣髴とさせた。お蔭でパリにも行けたし、着ぐるみやSFXメイクの人も出てきてヒカシューの曲「パイク」を髪を振り乱して踊りまくる姿も新鮮。なお、このステージで、人(依子さん)がテルミンを演奏する瞬間を、初めて見た。
帰りにはご本人が出口でお見送りをしてくださったが、綺麗すぎてあまり顔を見ることができず、(中二男子かよ!)と胸のうちで自分にツッコミを入れた。本当に、夢のような時間だった。一緒に行ってくれた○ちゃん、本当にありがとう!
洞口依子(ukulele)石田英範(ukulele)伊藤 薫(ds)ファルコン(g)坂出雅海ヒカシュー)(b)ヨシミ(口琴)Guest:中西俊博(vln)クリス・ハーディ(per)ほか