大崎広小路駅の架道橋

 東急池上線大崎広小路駅〜五反田方面の架道橋。同線の五反田〜大崎広小路間の開通は1928(昭和2)年6月17日とのことで、ここの部分は開通80周年らしい(池上〜蒲田間開通は1922年)。
桁のところに黄色い仄かな光が射し込んでいて、薄暗く天井が高い教会で上の方を見上げたときこんな光を見たなあ、と思った。地面に対して垂直に組まれたダイヤ形の鉄骨のシルエットが光のなかに黒く浮かび上がっていて、荘厳。
アーチ部分のカーブはゆるく、手前の駅の天井のカーブも含めてアーチの連続が、井の頭線3000系車両並みに和菓子っぽい雰囲気だと思う。ちなみに、この駅の天井のような感じの漆喰壁があって洞窟風な喫茶店はけっこう好きです。
ガードレールの向こうは、アーチのカーブと左右のトラスがあいまって太陽のよう。
右の写真は、光の加減もあってか、桁のところに白いリボンみたいなかたちが並んで見えている様子。かわいい。桁の辺りのリベット接合部分には、ものによりいろいろなかたちがあることに最近気づいた。